蕎麦好き仲間の間で噂だった、両国
江戸蕎麦「ほそ川」へ
以前は埼玉の吉川という立地の中、人気を博していたお店で
満を持して2年ほど前、両国に越されてきました。
のどごしの良い10割蕎麦が特徴なのだとか。
入ってすぐ、小学生以下おことわりの但し書きと共に目にはいるのが、この張り紙。
入る前から店主のかなりのこだわり感じられます。
メニューは木製。こんなメニュー初めて!とてもおしゃれなのですが、これって店主の好みなのでしょうか?東京進出と共にかなり気合いを入れられている様子伺えます。
そば豆腐
そば粉版ゴマ豆腐な感じ。以前作った
ゴマ豆乳ブラマンジェに似ているかも。
アナゴの煮こごり。きんき初め、ゼラチン質の多いお魚を煮た次の日のまさにそのもの。写真では解りづらいのですが、うつわへのこだわりが強く感じられます。
焼き味噌
全てに渡りかなりの少量
こうして石の上にのせられた演出、あまり意味感じられず。
ぬるい温度設定でした(笑)
あなごの天ぷら
結ばれたアナゴの骨が美味。あなごもふっくら。ペコロスと谷中生姜、山菜も添えられていました。塩と天つゆの両方が出されます。
10割特有のもそもそ感はないものの、太くてしっかり、蕎麦の風味もしっかり。そばつゆは甘み控えめ飲み干せてしまうくらいのあっさり味でごく少量。そば湯が濃厚で美味。
そして飲んだお酒は・・・
オーヘンリーという幻の焼酎。一杯¥1000也。これが出てきたときは夫婦揃って引きました(笑)だっていくら幻の銘酒とはいえ、このグラスに
大さじ2杯弱しか入っていないんもの!試飲並・・・とはいえ少量でも薫り高くいつまでも余韻が残り、まさにまるでワインのようという世の批評通り。焼酎のストレートが苦手な私でも大変美味しくいただくことができました。あっという間に飲み干し、写真撮るときには既に空・・・
日本酒
静岡磯自慢本醸造を冷酒で
オーヘンリーの後、のびのび飲めました(笑)
最後の番茶の入ったこのうつわ素敵でした。
茶托がわりに漆のお皿を使っているのが大変印象的。
参考になりました。
そういえば、こちらはうつわ全てがおそらく作家物。
こだわりは痛感できましたが、同時に欠けたものも多く、金継ぎもあちこちに施されていました。それがポイントとなっていてそれはいいのだけれど、今日見た感じからすると、欠けが金継ぎに追いつかない感じ。
ちょっと無理があるような・・・
せっかくのうつわへの愛情も感じられず残念。
作家さんがみたら悲しいのではないかしらなどと思ったり。
蕎麦ちょこに金箔が張ってある漆製なのもちょっとやりすぎな感じ否めず。
柏 竹やぶに匹敵する気位の高さを感じるものの・・・残念ながら竹やぶには及ばないような・・・
なんとなく全体的に無理を感じてしまいました。
10割蕎麦ということからしても、わざわざ埼玉の吉川まで足を運んで、気取らず美味しい空気と共に素朴にいただいたほうがより一層美味しく感じるタイプのお蕎麦なように思います。
両国の下町でこの感じってどうなのでしょう。
いっそのこと、竹やぶのようにヒルズに入るとかのほうが良かった気がします。
汐留へ移動!
ネイサンズでホットドッグ食べちゃいました~!
さ、きょうはこれからトニー賞!