アラメ時も使用した松江
青山かまぼこ店のさつまあげを使ったお料理再び。
今朝は、細切りにした白菜とであっさり仕立て。
昨夜の閉店間際、
「さつまあげくださーい!」
と、買いに行くと、おじいさんが奥から出て来て
「今日は、魚を変えたら、ちょっと*やおくなってしまって、ごめんよう・・・
魚屋さんにどうしても買ってっていわれたけん、変えたら、やおくなってしまって・・・
また明日から元に戻すけんねー」
*やおい=やわらかい
*けん=から
なんとも山陰らしいやりとり(笑)
老舗の味を守り貫く、というのも素敵なことだけれど
老舗のお店でこの臨機応変さもまたステキなこと。
きっと、魚屋さんとのつきあいで、
「ほんならかってみーわ」(=それなら買ってみる)
って感じで、魚屋さんとの長い付き合いから買ってみたんだろうなぁ。
山陰ならではの助け合いというか、そんなあたりが柔らかいさつまあげから感じられ、気持ちほっこり。
ちなみに・・・
以前も某和菓子屋さんで、店頭に並んでいた見慣れぬお菓子について尋ねると
「ああ、それは冬限定ゆずのおかしですけど、もうねぇ、固くなってますけん、やめたほうがいいですよ〜!」
と言われた事が。
ぶっきらぼうな言い方には正直その時はびっくりしたけれど、
=商売っ気がない、まっすぐ、
ともいえるわけで、これが山陰なんだなーと(笑)
思えば
泳いでいないさんまのやりとりも。
山陰人のお店の人とのなにげないやりとりが、なんとも新鮮。
同時にしみじみ自分が東京人であること実感。
テンポや考え方等々、知らず知らずのうちに生まれ育った環境になっているものなんだなーと。
東京にだけいてはわからなかった、外に出て初めてわかること、あれこれ、興味深い。
そんな山陰さつまあげは、いつも通り湯通ししてさっと油抜き1枚は味だしで細切り、一枚はさつまあげそのままのおいしさを楽しむ為に、大きめのそぎ切りに。
白だし(お澄ましを濃いめにした程度のお出汁)に白菜の固めの部分を、その後さつまあげ(細切り分)次に、白菜の葉の柔らかいい部分、最後、そぎ切りのさつまあげはあたためる程度でトッピング。
たっぷりのお汁と白菜、胃がほっとするやさしい味。
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