アッパーさん始め、かねがね噂には聞いていた
ニューヨーク本むら庵
まさかここまでとは・・・
蕎麦は日本に勝るものは無いはず・・・
そう思っていたワタクシ、その考え、見事に覆されました。
ニューヨーク州産のそば粉を使ったこのお蕎麦は、
実に品よく、薫りよく・・・
アクがないというか、雑味がないというか・・・
はかなげというか、やさしげというか・・・
かと言って白いさらしなの感じともまた違って・・・
とにかく日本の物とは
またひと味違った別のおいしさなのです。
意外にも日本のお蕎麦より繊細なのはなぜ?と思ったら、
アーミッシュの人々が育てているお蕎麦なのだとか。
※アーミッシュ:18世紀にアメリカへ移民し、以後200年以上経った現在でも、当時と変わらない生活様式を守り通 している人たち。贅沢な生活を良しとせず、農業を中心に生計を立てたながら、電気もガスも必要としない暮らしを営んでいます。
なるほど・・・納得です。
最後、娘に及んでは、こちらのお蕎麦の方が日本の美味しいお蕎麦より好き!とまでに言わせ閉めました。
またつゆも絶品!多めに供された濃いめのそばつゆは、
そば湯で割って一滴残らず全て飲み干したかったくらい。
これが噂のウニ蕎麦(ニューヨーク店のみのメニュー)
・・・・・・
しばし絶句。
要は、おいしいお蕎麦においしいうにが載っただけのもの。
それなのに、この複雑怪奇なパンチは一体なに?!
おいしいフォアグラを使った濃厚な味覚のフレンチをいただいた時のような・・・もしくはそれ以上の満足感。
んーっ
絶句のあとは唸りました。
約$20というプライス、頷けます。
そのほかおつまみ類も充実。
アナゴのしんじょ
アボガドのサラダ
まぐろの赤身とトロ
特製漬け物盛り合わせ、
茄子の揚げ浸しなどもいただきました。
そして・・・最後の栗アイス。これまた絶品。
至福の蕎麦 ニューヨーク本むら庵
もしもわたしがニューヨーク在住で、盛大なパーティを開くような機会があったら、場所は迷わずここ。
と、この時心に決めました(笑)
ただ、その時には、オーナー小張氏に、ひとつリクエストが・・・
お蕎麦屋さんの定番、鳥わさ、焼き鳥、卵焼きも
ニューヨーク本むら庵流でぜひともいただいてみたい!
もちろん、アーミッシュの方が育てた
良質な鶏と、その新鮮な卵で・・・
参りました。ニューヨーカーの皆様の実に上手なお蕎麦を食するお箸使いにも参りました。