この時を思わず思い出したまるでアルザスな
バルコニーでのシャンパン×アペリティフタイムを楽しんだところでお部屋に移動。
お料理にあわせソムリエさまが当初1本目の白として準備されていたものとは別のものを自身のお宅から持って来てくださるというアドリブ。
プロフェッショナルな方のプライベートでのこだわりを目の当たりする贅沢。
いいんでしょうか。
何度も心の中で思ってはいるのです。
思ってはいながら、おそらくそんな風には見えていないであろう、思い切り遠慮せず楽しんでしまっている自分、嗚呼、嗚呼。
本来遠慮しなければならないであろうシチュエーションで、それどころかずうずうしくも、しみじみワインが好きなんだなーと、そしてそれが幸せなことであると実感し本能的にとことん楽しみつくしてしまう。
そして身分不相応な経験値はわずかながらはありつつもいつまでも知識伴わぬただワインを楽しむだけの無知なわたしを快く温かく受け入れてくださる方々。
これ以上ありがたいことはありません(涙)

散々いただき楽しませていただいた中でも、この日特に印象深かったワインがこちら。
アルザスのピノノワール。
アルザスというとリースリングな白のイメージだっけれどそのイメージがそのまま赤になったようなもので‥
アルザスの清々しい空気を思わせる透明感溢れる、でもいい感じの程よいしっかりさも感じられるその感覚がとってもおしゃれで、ソムリエールのお人柄すら感じてしまったワイン。
前回のムルソーら同様ずっと印象に残り続けるであろうもの。
陶芸も作る人のセンスや感覚、生活感が出るものと常々思っており、だからこそ、いっぱい遊んで遊んで遊びまくった人のキメ感と別にどこか遊びあるゆとりが感じられるものが好きで私自身もそうありたいと思っているのだけれど‥こちらをいただいた時、まさにソムリエールさまの生活感やセンスが溢れていると実感、ワインの奥深さを知ると同時に、陶芸とワインの世界に勝手に共通するものを感じ感動したのでありました。
ちなみに、わたしがこのワインに感動していたら、すっとカメラに差し出してくださったシェフにも感動。
お料理に続く。

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