外苑西通り沿いひっそり佇むお寿司屋さん 海味(うみ)
これまで夫がなんどか予約試みてくれたものの、上手く予定合わず。
今回わたしは初・海味。(夫はかなり昔・・・の2度目とか)
ひとたび入るとそこに繰り広げられていたのは・・・
主演は
この方の 「海味劇場」
「本日 ぜひとも召し上がっていただきたいものが た く さ ん ございます」
気迫の表情と熱のこもったセリフで、舞台開演。
(まさに緞帳上がるイメージ)
目の前で繰り広げられるその様は、あまりに圧巻☆
最初は、「ど、ど、どうしよう・・・」
と、若干ひるんでしまったものの、決して不快なものではなく、次々と出てくる、その気迫に見合った魅力的な品々のクオリティの高さから、いつしかその食の劇場空間世界に引き込まれる・・・
「まずは・・・まずは、こちら。こちらをひとつ、ぜひ・・握らせてください・・・」
独特の間合いと抑揚のつけられたこの口上、そして
マグロの漬けの握りから始まったおまかせあれこれ。
ひとつひとつ絶妙なタイミングで出てくる絶品つまみ各種。
覚えている限りでは・・・
・もずくの酢の物
・葛でとろみをつけたポン酢でいただく鯛の昆布〆
・生のしゃこ
・かつお(玉ねぎ生姜ポン酢)
・塩とわさびでいただくとり貝&お醤油でいただくとり貝ひも
・そのままでいただくうに
・ふっくらふんわり柔らかく煮てあるタコ
・塩わさびでいただくとろけるようないか(はたしかあおりいかだったはず)
・・・等々・・・あとは・・・
・超絶品有明のアゲマキ貝。
アサリを凝縮したような旨味。ただお醤油と日本酒だけで調理したとは思えず。心して汁も飲み干す。これは築地で探さねば。
・最初にいただいたまぐろの白子を煮たもの。
うっ・・・うまい。
・超絶品あわび。
ことばなし。夫婦で加速する冷酒。
・穴子の肝
このうつわのすばらしさにもうっとり。
・感動的なだし巻きたまご
小豆島の確か「キンジョウ」というところのお醤油を何種類か使っているとか。参りました。。。。。
これまで食べた卵焼きの中でダントツ一番☆
このほか、握りで、
・小鯛のあぶったもの
・最初にいただいたまぐろの中トロ部分
・大好きなこはだ
・めちゃくちゃ脂ののったいわし
・軽く一塩したにしん 参りました
・穴子
・巻物
等々・・・
そして印象的だったのが、竹しょうがという生姜をつかっての、ガリ。
わさび、わかめ等の細部にもまた感動。
最後いただいた、お魚で取った出汁+もずく+あおのり+大根おろしの汁も忘れられない一品。
そんなわけで、この食舞台空間・・・再訪希望。