銀座の割烹あさみへ。
銀座と言っても、ほとんど汐留寄り、
吉兆や鰻の竹葉亭本店といった
料亭街の片隅にひっそりと佇んでいます。
今回、初めての夜の来訪。
前回(昼のおべんとう) 前々回(鯛茶ランチ)はこちら。
今回はカウンターで。
客席に良い意味で、心地よい活気が。
いわゆる割烹にありがちなおじさま系の接待使用ではなく、食べることが好きな人々が自ら好んで選択し、好きな人と食べるために来ていることから醸し出されている感じ。
そして、うつわのひとつひとつにもこだわりが・・・まずは・・・
ゴマ豆腐
上にのっているのは蒸しアワビ。
食感&味共に柔らかいゴマ豆腐に、
柔らかく蒸しあがったアワビ。
そして薄口ながら塩分の効いたお出汁に生ワサビ。
アワビの旨みでいただくこのゴマ豆腐は滋味深いプロの味。
ほうれん草と松茸のお浸し
ポン酢であえてありました。
ここから日本酒へ。辛口ながらマイルドな出羽桜。
様々な酒器の登場がまた楽しい。
左から、
焼きイチジクの田楽、もずく、鯛のお寿司、えだまめとその前にあるのが、ハモの中骨の唐揚げ
焼きイチジクの田楽、衝撃的。
とろん~と・・・まるで精進フォアグラ!
前にいる若い板前さんに思わず作り方聞いてしまいました。
最初強火で、あとはじっくり。
イチジクから汗が出るのを目安に焼いたら、
そのあと玉味噌を。とのこと。
これは味の再現に挑みたくなる記憶に残る一品。
この小ささもポイントかも知れません。
またハモの中骨の唐揚げの美味しいこと!美味しいこと!
また、もずく酢の酢加減等も実にわたし好み。
ハモとマコガレイのお造り
梅だれとポン酢で。
このワサビがたっぷり添えられた特製の梅だれが美味しくて、ハモの下の大葉の下に高さを出すためにおいてあったお大根のスティックに付けて最後食べてしまいました。
こんなことするのは私だけかも!(笑)
器使いも美しい・・・
ずいきのお吸い物
あーあさみさんのお出汁は本当においしい(感嘆!)
お酒もすすんでしまいます。これは辛口の菊姫。
このあと後半には、加賀鳶、景虎を。
上に続く・・・
隅々まで丁寧且つタイミング良く、全てに渡って真摯な姿勢が見受けられる浅見氏の料理。連日満席なのも頷けます。
尚、私の食べ歩きログは、あくまでも私&我が家の食日記。美味しい。まずい。という、店に対する批評や評価ではなく、その時の気分や状況、感動した想いなどもふまえた家族とそして友との
「食の記録」です。なのでそんなことをふまえて見ていただけたら、と思います。